職場で最も厄介な人は、「お局」と呼ばれる人です。
ちょっとした事で小言をグチグチ言い、気に入らない人に対しては冷たく当たるのが特徴です。
あまり関わり合いたくないものの、仕事をすすめる上では、どうしても避けられません。
仕事を円滑にすすめるためにも、お局の機嫌を取る上手な褒め言葉をまとめます。
お局に褒め言葉をかけるには、タイミングが重要です。
どんなに素敵な褒め言葉でも、タイミングを見誤ってしまったら、機嫌を損ねてネチネチいじめられるのがオチです。
「お局による」と言われると反論はできませんが、基本的に面倒なお局は気分屋が多いです。
喜怒哀楽の差が激しく、周りにとってはいい迷惑以外の何者でもありません。
機嫌が悪くなると、「今日はいい天気ですね」という言葉だけでも機嫌を損ねてしまう恐れがあります。
そんな中で変に褒め言葉をかけてしまうと、「バカにしているのか」と激昂します。
機嫌が悪い場合、言葉をかけるのは必要最低限に留めておきましょう。
褒め言葉をかけるのなら、お局の機嫌が良い時です。
「太陽みたいに素敵な人ですね」と言えば、ご飯の1つも奢ってくれるでしょう。
ベタで臭い褒め言葉ですが、機嫌が良い時のお局はありきたりな褒め言葉でも、嬉しく感じるものです。
では普段は、どういう褒め言葉をかければ良いのでしょうか?基本としては、お局の話を終わりまでしっかり聞くことです。
1秒でも話を聞きたくないと思われるでしょうが、我慢して下さい。
そして「わかりました」としっかり伝えて、お局が話したことを実行します。
褒め言葉を無理に考えなくても、お局の言うことを聞くだけでも機嫌は良くなります。
そもそもお局が小言を言うのは、「彼等にとって良いこと」と本気で思い込んでいるからです。
聞かされる本人は精神的にも疲弊して、今すぐにでも仕事に戻りたいという気持ちはあるでしょう。
また話の内容が間違っている場合が多いので、イライラも募ります。
でもお局は、新入社員や若手社員が迷惑を被っていることには、気がついていません。
寧ろ彼等のために良かれと思って話しているのです。
お局は同じ職場で、何十年と働いているベテランです。
「私が会社を支えてあげた」と、いう自負もあります。
経験を積んでいるため、絶対的な自信を持ち「私こそがルール」という思いも持っているほどです。
だからもし、自分の言っていることに対して否定的な意見を出すと、大変です。
しかも否定意見を出した人が入社数日だとしたら、機嫌はどん底に悪くなるでしょう。
気の利いた褒め言葉が出てこない場合は、「わかりました」というだけでも機嫌は良くなります。
そしてお局の言うことを実行して成果を挙げることこそが、お局に対しての最大の褒め言葉です。
関係を上手く築きたいという理由でお局と接する場合、褒め言葉としては「持ち上げること」を意識してみて下さい。
仕事をお局から教わった場合は、「ありがとうございます。○○さんの仕事のやり方は為になります」と伝えてみましょう。
お叱りを受けた時は「○○さんのお陰で目が冷めました」と、敢えて感謝の言葉をかけるのも有効的です。
お局はプライドがかなり高いので、彼女のプライドをくすぐってみて下さい。
プライドが高くなればなるほど効果は発揮し、心強い味方となってくれるでしょう。
褒める上で注意したいのは、年齢やプライベートに突っ込んだ褒め方をしないことです。
お局の多くはアラサーかアラサー以上で、独身です。
「結婚なんて興味はない。仕事一直線」と言っている人ほど、結婚願望は誰よりも強く持っています。
だから「○○さんは良い人なのに、結婚できないのはおかしいですよね」と言ってしまうと、殴られるどころの騒ぎでは済まされません。
仕事上での関係になるので、お局を褒める時は「仕事が出来る人」ということを意識して、褒めるようにして下さい。
お局は果たして、本当に“お局”なのでしょうか。
年齢関係なく、人間は嫌な部分をクローズアップしがちです。しかも一度「嫌だ」と思った人に対して、ほんの些細な行動でも嫌悪感を覚えます。
どんなに嫌な人であっても、どこか必ず良い部分はあります。
良い部分を見つけて褒めれば、どんなタイプの人も上機嫌になるでしょう。
お局と接する時は、大人の対応を心がけて下さい。