人と会話をしているときなど、鼻を押さえられると「自分が臭いのかも」と悩んでしまうことでしょう。
しかし、相手が鼻を押さえたからといって、それがあなたの臭いだとは限りません。
では、他にどのようなことが考えられるでしょうか。
鼻を押さえる仕草をされたとき、臭い以外の理由がいくつか考えられます。
「ピノキオ」の映画を見たことがありますか。ピノキオは嘘をつくと鼻が高くなります。
人間には嘘をつくときには鼻を触るという心理があり、これを「ピノキオ効果」と呼んでいます。
もしかしたら、何か隠したいことがあり嘘をついている可能性があります。
普段会話をしているときには鼻を触らないのに、ある会話になると鼻を押さえるようなら、それは嘘をついているサインの可能性があります。
会話に怪しいところがないか、会話中にそわそわしていないかなど、他にいつもと違うところがないか観察してみましょう。
緊張しているとき、人はじっとしていられないものです。試験前や発表会の前など、緊張して歩き回ったり、貧乏ゆすりをしたりなど経験があるのではないでしょうか。
女性は緊張しているときに髪を触るといわれていますが、女性でも緊張しているときに鼻を押さえることがあります。
これは男性も同じです。
鼻を押さえることで緊張を和らげています。
会話をしているのに話に集中していないようだという場合、鼻を押さえる仕草は悩みを持っているサインの可能性があります。
悩みがあるとき無意識に鼻を触ってしまうことがあります。
会話をしていても悩みのことが頭から離れず、心ここにあらずという様子です。
人には言えない悩みで一人で悩んでいる可能性があります。
悩みを聞いてあげられるような関係なら、話を聞いてあげるとよいかもしれません。
鼻は顔の中でも突出して高さのある部位です。
鼻は自分をアピールする、自己主張する部位だともいわれています。
自分を自慢したい様子を鼻高々といいますが、この言葉は心理をよく表しています。
自分を隠したい、主張したくないという人は、自分を隠すために鼻を触るクセがあります。
もしかしたら、その人は恥ずかしがりやなのかもしれません。
女性の場合はよく見られたくて鼻を触ることがあります。
鼻を触って自分への関心を引くのです。
よく見られたいと思っている女性は、相手にあわせた会話をしたり、機嫌を取るような発言が見られることもあります。
嫌われたいと思う人は少ないはずです。よく思われたいと感じるのは人間として当たり前の心理です。
子供の場合はストレス解消のために無意識に鼻を触ってしまうことがあり、大人になってもこのクセを持っている人がいます。
鼻を押さえる仕草に意味はなく、ただのクセの可能性があります。もしくは、ストレスがたまっているのかもしれません。現代は情報があふれていて、時間に追われていて、ストレスフルな毎日です。無意識に鼻を押さえてストレスから自分を守っているのでしょう。
女性の場合、好きだけれどその気持ちを隠していたい場合、鼻を触ってしまうことがあります。
好きな気持ちを隠すとは、自分の気持ちに嘘をついているともいえます。
嘘をついているときに鼻を触る心理と似ています。
男性の場合は好きな女性を目の前にすると緊張してしまい、鼻を触ってしまうことがあります。
緊張を隠すために無意識に行っている行為です。
鼻を押さえる仕草をされると臭っているのかと不安になりますが、恥ずかしい、嘘を隠している、緊張しているなど、その仕草にはさまざまな意味が考えられます。
臭いとは関係なく鼻を押さえてしまうことがあるので、気にし過ぎないようにしましょう。