なぜ子どもは学校に行き勉強するのか?大人になって気づいた学びの大切さ

うつむく女性

ゴロゴロしながらテレビを見るのが大好きだった私が子どもの頃、「大人はいいな、学校も行かなくていいし、勉強もしなくていいから」なんて思っていた怠け者でした。

私と同じように小、中学生の中には、「学校で勉強しなくてもいい」という理由だけで「大人はいいな」と考えている人がいるでしょう。

学校に行けば、教科書の中の「これを勉強しましょう」といった明らかな目標があります。

定期的に行われるテストでよい点数を取らなければ、お母さんに叱られてしまうとか、中学生になると中間や期末のテストの点数が一定以下なら、追試や補習が待っています。

とにかく子どもは学校に行き、「勉強しないといけない」と言われてしまいます。

 

大人になってから学校の勉強が活きる

確かに大人になると学校に行く必要がなく、勉強ができなくても誰かに叱られたり、お説教されたりしない代わりに、仕事しなければいけません。

私は「専業主婦は楽でいいから、お嫁さんになって旦那様に養ってもらうわ」なんて、そんなことを考えていた女の子でした。

ところが意外なことに専業主婦の生活は、子どもの頃に勉強したことを実祭に使うことが多いものです。

専業主婦が、結婚したサラリーマンの旦那様のお給料から、食料品や日用品を買い、アパート代を払い、水道光熱費を払うほかにもいろいろお金がかかります。

旦那様のお給料からこれらにかかるお金を引き算します。

また老後や、もしものときのための貯金はどのくらい必要なのか、日本の社会保障や、旦那様が勤めしている会社の保証などを考慮しながら、家計管理が続きます。

塾などの子どもの教育費もかなりかかり、馬鹿にできません。

もし専業主婦の奥さんが計算できなかったら、せっかく頑張って稼いでくれた旦那様のお給料だけでは足らず、生活ができなくなってしまうかもしれません。

また社会制度を知らなければ、貯金や子育てもうまくいかず、日々考えながら学びながら生活していくことが必要です。

このように、大人になると確かに学校に行く必要がなくなっても、勉強しなくてもよいわけではありません。

子どもが学校に行き、勉強するのは、生きるための基礎を身につけることに加え、生きていくために必要なことを学ぶためです。

私があんなに嫌だった学校の勉強があったからこそ、大人になった現在、わからないことや、自分を高めるための勉強ができていることに気づきました。

パソコンを使って文章を作る私の現在の仕事に、小、中学校であった国語の授業が十分役立っています。

主語や述語、名詞、動詞の意味などの基礎を、国語の授業で学んでいたからこそ、自分で文章を作れます。

私が仕事に生かすことが多い読書も、学校で読み書きの基本を勉強していたからこそできることです。

日本語の文字にどっぷりはまった生活をしている私が、多少後悔していることは、学校で学ぶ漢字をもっとしっかり勉強しておくことでした。

候補となる漢字が表示されるパソコンでは、「この漢字かな?」と考えながら変換できますが、読めない難しい漢字もあります。

小、中学校で習う基本の漢字をしっかり勉強しておくと、IT時代の現代社会を生きるにもとても力になってくれるでしょう。

 

まとめ

大人になっても、国語や算数、理科、社会などの基本教科は必ず使います。

また、国際化が進んだ現代社会では、世界的に通用する英語も使いこなせることに越したことはありません。

子どものときの自分が、将来大人になったときの自分を作ります。

大人になったときどんな仕事に就いても、小、中学校で学ぶ教科が基本となり、役に立ちます。

勉強が苦手、嫌いな子どもでも、将来どんな職業にも就けるように、大切さを知り勉強してほしいものです。

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