子育てで悩むことの一つが学校の先生との付き合い方です。
先生との付き合い方は、時代によって変わってきています。
ざっくり傾向をまとめると、昭和は先生に従うのが普通、平成は先生に異議を唱えるのがフツウでした。
令和の今日は、先生を上手く活用しましょう。先生を100%活用するコツをご紹介します。
一つ目は、先生の目を通してわが子の相対的評価を知ることです。
わが子の成長をつぶさに見ているのが親です。
いわば、わが子の時間的変化を、誰よりも知っているのが親です。しかし、子どもは小さいときほど親の鏡です。
親の影響を色濃く受けている部分は、親には当たり前すぎてかえって見えないものです。
わが子を他の子どもとの比較で評価するのが先生です。
親には見えない部分を、先生が気づいていることは少なくありません。
わが子が他の子どもと比べたときにどのように見えるのか、先生から聞きだすようにしましょう。
学校は教員の個別の活動が多いところです。
一般企業のような強い連携プレーが基盤になっているわけではありません。
保護者から要求があって、初めて他の教員に問い合わせることは珍しくありません。
担任の教員の評価が妥当かどうかを確認するためにも、わが子の授業を受け持っている他の教員の評価も、随時尋ねるようにしましょう。
わが子の得意科目と不得意科目の両方をチェックすると、わが子を多面的にとらえることが出来ます。
担任は常勤の教員です。常勤の教員は、親と似た観点から子どもを見ようとする傾向があります。
常勤は保護者対応も仕事の一環だからです。
今の学校には非常勤の教員が必ずいます。担当科目の指導だけを受け持ち、保護者対応は原則としてしないのが非常勤の教員です。
非常勤の教員はいくつかの学校で教えていることもあります。
同じ年齢の子どもを幅広く見ています。
非常勤の教員がどの科目を受け持っているのか、その教員がわが子をどのように評価しているのかを尋ねると、常勤の教員と違う見方を知ることが出来ます。
保護者からの問い合わせがあることを知れば、非常勤の教員に良い意味での緊張感が生まれます。
わが子をより良く伸ばすには、先生から情報収集をすることが大切です。
先生からどんな情報を引き出すか、引き出したい情報を手に入れるには、担任の先生から誰にアプローチしてもらうのが効果的か、コツを3つご紹介しました。
先生を活用して、わが子の学校生活を充実させ、わが子の将来の選択肢を増やしましょう。