亡くなったコーギーの代わりにパグ。ブリーダーさんから犬を買ってみた

間もなく15歳になろうとしていた高齢のコーギーが、半年前、風邪をこじらせて亡くなってしまいました。

犬がいなくなり散歩がなくなると、出かけなくなったうえ、犬を通してあった会話もなくなり、毎日の生活は、静か過ぎました。

「やはり犬がいたほうがいいかも」と自然に考えるようになりました。

骨太だった先代のコーギーが若かった頃、がっちりした体型だったうえスタミナもあり、体重は19㎏ほどでした。

「運動量が多いこの子は、この体重でもよし」と動物病院の先生に言われていました。

かなり痩せていた亡くなる直前でも、体重は14㎏ほどあり、世話がとても大変でした。

年齢を考えると、散歩好きな犬は体力的に厳しく、「10㎏未満の小型犬の犬種を飼おう」と私と夫は考えていました。

しかし、息子は「先代と同じコーギーがいい」と言っていました。

ずっと息子が家にいるなら、「コーギーでもいい」と思いましたが、2時間たっぷりしていた散歩ができない犬がかわいそうなため、諦めてもらいました。

 

愛犬(コーギー)の死からパグを購入するまで

吠える声が小さい、人懐っこい、毛が短いパグかトイプードルを飼おうと、数回行ったペットショップで、実際に抱かせてもらいました。

しかし、次回来店すると、決めていた犬種が売約済だったり、ほかのペットショップに行ってしまったり、なかなか飼う犬が決められませんでした。

シワシワの顔、鼻ぺちゃ、あまり開かない横開きの口、煩わしさがない小さな吠える声、愛嬌がある小型のパグを、私と夫は、どちらかと言えばほしかったです。

そんな私たちは、気づくとネットでパグの動画ばかり見ていました。

「こんなに食べなくて大丈夫なのか」と店員さんに聞き驚いたほど、パグはコーギーに比べ餌を食べません。

パグは、「成犬の体重が平均8㎏ほど、締まった肉質の体つきに比べ、長く細めの手足が伸びたような体型」と店員さんに説明され、帰路に着きました。

その後しばらくして来店した私が、入荷したばかりの雌の黒いパグを抱かせてもらうと、子犬のせいか、落ち着きがありませんでした。

じっくり見ないと表情が読み取れない黒い顔のパグに、可愛らしさを感じました。

数日後、残念ながら黒い顔のパグの新しい家族が決まってしまい、新たな入荷を待たなければなりませんでした。

その後何度かペットショップに行ってみましたが、入荷が少ないパグは、入るとすぐ売れてしまうようでした。

生き物を買うのに多少抵抗があったものの、私は子犬の通販サイトで探すことにしました。

マッチングサイトを通じて、直接ブリーダーさんから2匹の犬を購入した知人の話を聞いていた私は、子犬販売の通販サイトに登録しました。

パグを繁殖しているブリーダーさんを探し、毛の色や顔立ちが好みの犬が見つかりました。

しかし、犬を購入する前に親犬がいる犬舎を必ず見学しなければならないサイトの規則があり、飛行機に乗るほど遠方のブリーダーさんだったため、諦めるしかありませんでした。

よく調べてみると、主にパグを繁殖しているところが県内に数カ所あり、車で1時間以内に行ける1軒を見つけました。

購入を前提条件に犬舎の見学ができましたが、標準よりも大きくなった先代のコーギーを思い出した私は、「成犬の大きさを見せてほしい」とお願いしました。

先代のコーギーの半分以下だった、標準的な体の大きさをした親犬の体重は、7㎏ほどでした。

奥さんに抱かれた親犬を玄関先で見せてもらいましたが、年齢を重ねてもしっかり面倒が見られそうな大きさでした。

生活音などに慣れさせるため、ブリーダーさんはリビングで飼っており、息子と一緒にきれいに清掃された家の中を見せてもらうと、ゲージの中も清潔でした。

親犬と子犬たちの写真も撮らせてくれたうえ、パグを飼うときの相談にも丁寧に答えてくれ、初対面なのに安心感がありました。

可能であれば、3月生まれのパグがほしかったですが、ブリーダーさんもあまり薦めない、体格がとても小さな犬しかいなかったため、次の出産の時期まで待ちました。

1ヵ月ほど過ぎた頃、新たに生まれた5匹の写真を送ってもらうと、大きく健康そうなパグたちが写っており、ブリーダーさんも「みんな元気ですよ」と言ってくれました。

5匹には、それぞれ首に見分けるための色違いのリボンがついており、「どの色のリボンのパグがいいですか」と聞かれました。

比較的背中が広く、最も目立っていた黄色いリボンのパグを希望した私たちは、仮予約の内金10万円を早速支払いました。

その後、サイト内で数回メールをやり取りし、5日に1度ほど、成長の様子を伝える写真と動画をLINEで送ってくれました。

ほかの兄弟犬たちと分かれ、ゲージに慣れさせるときには、自宅に迎えたときに振り向いてもらえるように、私たちが決めていた名前で呼んでもらうようにお願いしました。

ほかの兄弟犬たちも全て飼い主さんが決まり、呼び名も決めている方もいました。

犬を迎える前に行われる壮行会で、網つきのビニールプールのようなところに入れられた兄弟犬たちが、遊んでいる姿の動画を送ってくれました。

普段の遊んでいる姿を見られたおかげで、我が家に迎えるパグの性格が予想できました。

同時にきれいに手入れされた清潔なパグたちを見た私は、手をかけて育てられていることがわかりました。

パグを迎える当日、ブリーダーさんの配慮で自宅まで届けてもらいました。

 

終わりに

こうしてようやく我が家に3頭目の犬がやって来ました。

抱いてみると、全く人見知りもせず、人の出入りが多いにもかかわらず吠えることなく、誰が名前を呼んでも近づき抱っこもねだり、「大丈夫」と一安心しました。

トイレのしつけもできており、失敗しなかったうえ、汚れたお尻や足をシャワーで洗っても嫌がらず、ドライヤーの熱風も平気でした。

掃除機やテレビの音にもおびえる様子もありませんでした。

10万円以上のペットショップより安く購入できたうえ、半年間のペット保険にも加入済でした。

マイクロチップの埋め込みと、2回目と3回目のワクチン接種が残っており、抵抗があったブリーダーさんから購入は正解でした。

先代のコーギーが亡くなり寂しい思いをしましたが、半年後に新たにパグを迎えられ、家の中が賑やかになりました。

これまで飼ってきたキャバリアとコーギーがケガや大きな病気をせず、老衰で天壽を全うできたのは、私たち家族の自信に繋がっています。

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