日本人メジャーリーガーの大谷選手が満票でMVPを受賞しました。
そのニュースが日本国内はもちろん世界中を駆け巡って、多くの野球ファンに限らず国籍も異なる人々からも大絶賛を受けました。
日本人として誰もが誇らしく思ったことでしょう。
大谷選手のメジャーリーガーとしての本物の実力は数字が示す通りで、他者の追随を許さぬ結果は誰もが認めるところです。
それだけでなく、大谷選手の評価はそれに加えてその人間性の素晴らしさにも世界中が大絶賛しています。
中でもその礼儀正しさは、流石だと思います。
トップ選手として奢ることなく、球場の出入りの際の一礼、ごみ拾い、多くのファンとの接触の仕方等々、枚挙に暇がありません。
しかも、それらを本当に自然に淡々とこなしており、見たもの全ての人々に清々しさを感じさせるという、まことに天晴な自然体なのです。
日本人ばかりでなく、世界中の人々を唸らせる存在です。以前、報じられたニュースで、日本の自動車のドライブレコーダー映像が公開され、話題になりました。
それは、横断歩道を渡る小学生の映像でした。手を挙げて横断歩道を渡ろうとしている小学生を見かけると、促すようにゆっくり停車。
小学生は横断歩道を渡り終えると停車してくれたドライバーに向かって一礼。何気ない日本中どこにで見かける当たり前の光景ですが、そのニュースが流れたイタリアでは、大反響でした。
何と心優しいドライバーに礼儀正しい幼い小学生なのかと、驚いたというのです。
とても誇らしい気持ちになりました。
日本人にとって特別なことではなく、普段当たり前のようにして自然に行っていることが、他国では当たり前でないことがあるのです。
しかし、その大切さを知っているからこそ、他国から称賛されるのでしょう。
今回の大谷選手のMVP受賞でもそのことが大きく影響していることに本当に日本人で良かったなぁと多くの方々が感じたと思います。
礼を尽くすことは、国籍は関係なく人としてとても重要なことです。
それを自然に身に着けられる日本人に生まれて本当に良かったです。
「礼」は、「感謝」に通じると言われます。
何事にも「感謝」する気持ちが「礼」と言う形で表れるのだと思います。
「礼」の相手が人であれ物であれどんなものに対しても向けることのできる日本人は、やはり、すごいなぁ、と単純に嬉しくなりました。