【東京都 26歳 ゆきぽんさんの体験談】
大卒で正社員として入社したアダストリア。
ローリーズファームは、学生のころから大好きだったので、第一希望の就職先として大学生から決めていました。
幸い採用はスムーズに進み、憧れのローリーズファームでの勤務が始まったのですが…
入社3年目にして、自らのキャリアアップのため東京の支店に転勤を希望しました。
ほとんどの社員は異動を嫌がる中、私は自分の向上心に素直になってみようと思い、思い切って転勤をチャンスに上京することにしました。
そんな気持ちが通ったのか、地元北海道から東京の支店へ異動することが許されたのです。
憧れのローリーズファームで働くことが叶った3年前の気持ちよりも、さらにワクワクする思いで今度は東京へ。
北海道では、社員として与えられたプロジェクトをしっかりこなせていたので、「東京でも活躍できるはず」と自信満々で挑みました。
しかし実際東京で働いてみると、日々のタスクに心身やられてしまったのです。
まず心を打ち砕かれたのは、出退勤でエネルギーを半分くらい持っていかれる満員電車です。
話には聞いていましたが、札幌の満員電車のピーク時の4倍以上込んでいて、命の危険すら感じました。
会社につくころにはヘトヘト。
今まで東京のイイところばかり目についていましたが、こんなにも満員電車が酷い状況だなんて予想もしませんでした。
また、こっちにきてから多くなったのが残業。
北海道ではそこまで残業という残り仕事は無かったのですが、私の配属された東京の支店では、常に人手不足で全体的にタスクが間に合わず残業が頻繁にありました。
仕事で疲れたあとに、またしても込み合った電車で家と店の往復。
これで私のメンタルはやられました。
毎日余裕がなく忙しく働いていると、北海道で働いていた時のような「情熱」や「感動」という気持ちが次第に薄れていきました。
とにかく今は「休みたい」ただこれだけでした。
決してローリーズファームの労働環境が悪いわけではありません、ただ自分の能力を見誤っただけなんです。
東京で働くようになってから、人の感情でこんなにも変化するものなんだなっと実感しました。
そこで私は、アダストリアの正社員を辞めて、派遣としてIT企業で働くようになりました。
満員電車は嫌、残業も嫌、でも給料は下げたくない。
いつの日か、やりたい事を追求する私は消えてしまい、やりたくない事をしない自分を探していました。
そこで行き着いたのは都内の某IT企業。
派遣募集でしたが、給料は現状の1.5倍になり派遣なので残業もほとんどなし、オフィスは家から近く自転車通勤可能。
そもそもITビジネスを行うにあたり一等地は必要ないので、都内と言っても23区のはずれにある場所に職場がありました。
AI技術やロボット開発、スマホユーザーの増加に5g到来、いま勢いがある市場はITなんです。
というわけで、正社員にこだわらなくてもITというジャンルでは、派遣やバイトでも未経験でも比較的高時給な求人が豊富にありました。
北海道に帰るのも1つの手段ですが、東京は東京で面白いところなので、もう少しここで働いてみたいと思います。
人生どんなふうに道が進んで行くか本当に分かりません。
アパレル業界に憧れて入社した大手企業から、今は畑違いのIT企業。
内容の薄い1個人の体験談でしたが、現在転職や就職を考えているあなたに、少しでも為になれたら幸いです。
※この記事(体験談)はクラウドサービスで募ったものです。