先生の話はシカト、さらには先生の言動1つ1つにいちゃもんをつけて、騒ぎを大きくして先生の怒りを煽る問題生徒っていますよね。
はじめは2~3人の悪ふざけだったのが、気づけば4人5人10人と増えていき、ターゲットにされた先生は授業を放棄する状態にまで精神を追い込まれてしまう。
クラス崩壊寸前の中、真面目に勉強したい生徒からすれば迷惑でしかありません。
先生と生徒の立場関係は、年々生徒のほうが強くなり先生の肩身は狭まりつつあります。
教員たちが問題児の対応に全力を出せない学校はどれだけあるでしょうか。
ここは先生でも保護者でもなく、真剣に学業に取り組みたい生徒の出番です。
先生を怒らせて崩れた空気を楽しむ、騒ぎの根源となる生徒に制裁を下すときです。
不真面目な同級生の対処方法を3つ紹介します。
小中学校のクラス分けは、先生たちが生徒の学力を測定して均一にバランスよく組み込んでいる場合がほとんどですが、やはりどうしても優劣の差は開いてしまいます。
自分のクラスに、先生をからかって怒らせるような問題生徒がいる場合は、他のクラスと比較して授業がまっとうに進行しない傾向にあります。
これでは学習欲のある生徒が、遊びたい生徒に足を引っ張られてしまいますね。
まずはじめにできることは、問題児の意識から改善させてあげることです。
真正面から向かっていき、「静かにしなよ!」と注意したところで、本人はさらに面白がってしまい逆効果です。
なので、効果的な心理作戦として、他の優秀なクラスを褒めることです。
「1組ってさぁ~、先生はいつもにこやかだし、クラスの雰囲気も素敵だよね?めっちゃ羨ましいわぁ…」
このように誰かを否定するのではなく、肯定することによって、問題のある生徒の競争心をくすぐることが望めます。
本人は否定されたわけじゃないのに、遠回しに否定された気持ちになり、気分が良くありません。
再び先生を攻撃すれば、また他のクラスが羨ましいと言われてしまう。
このような環境を作ることで、少しづつですが問題児の意識改革を行うことができるでしょう。
先生と口論して楽しんでいる生徒でも、好きな教科や得意な科目はあるはずです、しっかり勉強しているわずかな瞬間を褒めてあげましょう。
トラブルの原因となった生徒を褒めることは、気持ちいいことではないかもしれませんが、ここは思い切り褒めてあげて問題の生徒を肯定してあげましょう。
そうすることで、自尊心が養われていき、もっともっと人に認められたいと思うようになります。
何をしたら人に好かれるのか、何をしたら人に嫌われてしまうのか、興味を持ってもらうことで少しづつ授業中の態度が変わっていくはずです。
先生を怒らせて楽しむ生徒は、少なくとも誰彼構わず噛みついているわけではありません。
特定の先生の何かが気にくわなくて、必要以上に絡みついて意図的に先生の怒りを煽っているのです。
そんな問題生徒にも好きな先生だっているはずです、もしいなかったとしても好きな人間くらいはいるでしょう。
好意を抱いている人間には、怒らせて面白がるような悪態をつかないはずなので、ターゲットにされている先生に対するイメージから変えていくようにします。
この心理作戦は、1人の生徒が1人の先生を褒めても成り立ちにくいので、人数が必要になります。
ある1人の生徒が、攻撃を受けている先生の尊敬できるところを話します、そしてさらにその発言に賛同する生徒が1人2人と現れたら、人は多数派の意見を信じるようになります。
こうすることで、授業を崩壊させていた問題の生徒の、先生に対するイメージを根本から変えていくことができるはずです。
先生を怒らせて状況を楽しんだり面白がったりする生徒には、熱い口論しても逆効果です。
相手の心理を理解して、丁寧な言葉づかいで話しかけてください。
問題のある生徒の意識を改善することが、全体的なトラブル解消のきっかけになるでしょう。