食事中に「これ食べないの?」と言ってくる人の心理3選

ごちそう

家族であれ友達であれ彼氏彼女であれ誰かと食事している時に「これ食べないの?」と相手に言われ、答えは「YES」「NO」どちらかでいいはずなのに、その瞬間心がザワついたという経験をしたことがある人は多いでしょう。

それは自分が単純に今それを「食べたい」か「食べたくない」かじゃなくて相手が何でこの質問をしてきたかを含めて考えざるを得なかったからじゃないでしょうか。ここでは「これ食べないの?」と言ってくる人の心理を考えてみたいと思います。

 

美味しそうなものの場合

例えば、コース料理の前菜に苦手なものがあった場合を考えてみましょう。

「これ食べないの?」は短文化されています。自分はペロリと食べてしまった後、手持無沙汰に観察された後「えー、こんな美味しい物食べないの!信じられない!!」という感情を込めて言われます。「私なんか何個でも食べたいのに、信じられない!!」と言わんばかりで「なんなら、ちょうだいよ」と言わないまでも思いっきり顔に出ていたりします。

見た目のことを言うのはあまり良くないのかもしれませんが、こういう人が太っていたりすると本当はそうは思っていなくても言葉の裏に「なんなら、ちょうだいよ」が見えてしまったりしますね。

ここで相手が言ってもいないのに「いいよ、食べる?」とか目上の人なら「食べますか?」なんてうかつに言うのは危険な場合もありますから気を付けて下さい。そんなつもりじゃない場合もあるからです。よっぽど親しくない限りは口にしない方がいい言葉かもしれません。給食じゃないので自分の分を食べないのは自由ですから答えは「うん」、「はい」で構わないのですから。

多分「美味しいのに」とか言ってくるかもしれませんが、それに対する返しは「ちょっと苦手で」とかそんなに深く考える必要はないのです。相手はすごく親しいか、もしくはこの場合じゃなくても日常余計な一言を言う人ではないでしょうか。

 

ありふれた弁当などの場合

コンビニ弁当とか、あり合わせで作ってきた弁当とか特に注目に値しないメニューの場合、大抵の人は自分が食べることに没頭していて相手が何かを食べるか食べないかいちいち観察してくる人はそう多くないです。そんなとき玉子焼き一つ残したら「これ食べないの?」と言われた時を考えてみます。

おそらく、言われた方はすごく痩せているか、ダイエット中だと言うことを相手が知っていて、しかも「ダイエットする必要ないじゃない」とか思っている場合です。

「これ食べないの?」には嫌味の気持ちが少し込められているとも思えます。また、見かけの話をしてしまい恐縮ですが、相手がその人より太っていたら言われた方はなお嫌味で言われているのではと思うでしょう。

「これ食べないの?」の裏には「あなた、これ食べたって別にいいでしょ!」とか「こんなの一つ食べたって食べなくたって体重にそうそう変動はないに決まってるのに、やり過ぎ!」とかザワついた気持ちが込められているのです。

勝手に怒り、嫉妬の感情もフツフツとしているかもしれません。「私が意思が弱いっていってるようなもんじゃん」とか「玉子焼きがかわいそう」とか「デブの前でダイエットすんじゃね~よ」とかどんどん暴走していて、もしかしたら順番が逆でこの感情の後に「これ食べないの?」と口からついて出たのかもしれません。

 

料理した人が言う場合

最後に一番多いと思われるシチュエーションです。自分が作った新メニュー、珍メニューという場合もあるでしょう、そういうものを食卓に出した時に皿の上にそれだけ残っていたりした時、料理人は必ず「これ食べないの?」と言いますね。相手は子どもだったり夫だったり兄弟だったり色々です。

この場合は「これ食べないの?」の裏には「食べなよ、食べて見なよ」が含まれていることが多いでしょう。「何で食べないの?」から始まり納得の行く言い訳を聴かせることができなければ、絶対に口にしたくなくても叶わずで、目をつぶって「エイヤー」と言う事になりかねません。

「これ食べないの?」という料理人の言葉には「私が作ったものが、美味しくないわけないでしょ」という絶対的な自信の裏付けがあるのです。

 

まとめ

「これ食べないの?」というのは子供が家庭の食事や給食の時苦手な物を残すと言われた言葉です。この場合は好き嫌いなく食べられるように育ってほしいという大人の暖かい思いが込められた“いい言葉”に思えます。

でも、大人社会で言われると人が選択して残しているのに、厚かましく踏み込んできてまで言う言葉なのか?疑問に思ってしまいます。

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