柿の加工品はなぜ人気がない?ジュースやアイスにジャムなどの商品が売れない5つの理由

柿

果物というのは、比較的人気の高い食材ですが、なぜか柿は自ら進んでは食べないという人が多いのではありませんか?

なぜ柿は果物であるにも関わらず人気がないのか。

ビタミンCたっぷりで健康にも良い柿ですが、その不人気の理由が5つある事をご存知でしょうか?

 

①ぼんやりした味

イチゴ、パイナップル、メロンなどの人気の果物は、総じて輪郭がハッキリして濃い味がします。

”これが〇〇の味だ!”というわかりやすさがあります。

しかし柿はどうでしょう。

柿を食べた事がある人はみな、脳内では”柿の味はこんな感じ”とわかってはいるのですが、問題は柿の味を想像した時に

「食べたいっ!」とならない事なんです。

いや、柿が大好きな人には失礼かもしれませんが、イチゴやメロンを想像した時のような食欲が掻き立てられるようなトキメキが、柿の味には存在しません。

柿をジャムにした商品をイチゴジャムの隣に置いて、誰か買うでしょうか?

柿は味がぼんやりしすぎて、インパクトに欠けているのです。

柿をジュースやアイスクリームやジャムにした場合、その需要がどこにあるのかを説明できる人がいるでしょうか?

唯一、ビタミンCがたっぷり入って健康維持に良いよ、くらいしか言葉が見つかりません。

 

②色があいまい

イチゴやレモンなど、果物のイメージは”はっきりとした色合い”も大きな要素なのです。

ところが柿はどうでしょうか。

柿の色を一言で表現しなさいと言われたら、どうしましょうか。

「えーと、何か黄色とオレンジとこげ茶が混じった黄土色みたいな」

食べ物が美味しそうに見えるのは、色も大いに関係あると言います。

柿は食卓に彩りを沿える存在としては力不足です。

柿のジュースを売り出したとして、お金を払って飲んでみようと思う人が一体どれくらい存在するのか。

アイスクリームにするにしても味のインパクトが薄すぎて、コスパが悪すぎます。

 

③種が怖い

柿の種は、なぜあんなにもピカピカに磨かれているのでしょう。

食べなければ誰も見る事すらままならないのに、なぜ果肉の奥深くでひっそりと身を隠しているにも関わらず、人工的とも言える芸術的なテカりを持っているのでしょう。

意味がわかりません。

しかも無意味にデカいでしょ。

種がデカい分、果肉の体積が少なくなるのですから、種の大きさはコスパ的には損したと思われる要因となります。

また、見ようによってはコガネムシにも見えます。

人類で初めて柿を食べた人は、トラウマになってしまった可能性が考えられます。

地味な色の果肉の奥に、無意味にピッカピカのコガネムシに似た種・・・怖いです。

 

④田舎のイメージ

柿といえば干し柿をイメージする人も多いでしょう。

田舎に行くと、軒下に干し柿がたくさんぶら下がっているのを見た事がある人は多いと思います。

柿は帰省した時に田舎で食べるもの、というイメージが強いのかもしれません。

さるかに合戦の物語にも柿が出てきますが、柿を想像させるキーワードは「田舎」や「昔」という人も多いかもしれません。

情報社会に溺れている現代では、都会的ではないとウケが悪いのでしょう。

 

⑤食べ時が難しい

柿は食べ時が難しいです。

まだ熟れてない時に食べるとゴリゴリと硬く、熟れすぎるとジュクジュクと水っぽくなってしまいます。

少し柔らかくなるちょうどいい食べ時を見極めるのが難しい食材です。

味が薄く色も地味、そのくせ食べ時を見極めるテクニックを要するなんて理不尽過ぎる果物ではないでしょうか。

同じようにメロンも食べ時は難しいですが、同じ難しさで苦労するなら、甘くて味がはっきりとしたメロンを日本国民は選ぶという事実が全てを物語っています。

 

まとめ

果物という人気カテゴリー食材にありながら、これほどまでに理不尽な存在の柿は、加工品となっても人気が出ないのには様々な理由が存在する事がわかったと思います。

ただし、柿は体の免疫力を高める健康果物の王なのです。

柿一個のビタミンCの含有量は、なんとレモンの5倍!

柿を一個食べる事で、一日分の必要なビタミンCが摂取できてしまうのです。

少しは柿を見直したと思いますので、勇気ある人はぜひ柿ジュースを作って飲んでみてください。

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