声が大きい人の話を近くで効いていると、耳がキーンってなって耳鳴りして頭痛などの体調不良を引き起こすことがあります。
なぜそこまでデカイ声を発声させるのか、周囲の人からすれば不思議で仕方ありません。
声がデカイ人の心理について解説したいと思います。
声がデカイ人には、それぞれ様々な事情があります。
意図的だったり、自然だったりと、人によって心理は異なるので1つずつ確認してみましょう。
心理というより持病ですね。
耳が悪い人は距離感を掴むことが困難になり、声の音量調節もスムーズに進まなくなってしまいます。
自分が音を識別する能力に劣っているため、自分の聴力に合わせて会話することで無意識に声がデカくなってしまうのです。
耳の聞こえない人たちと過ごす機会が多い人は、大きな声を出すことが標準値となってしまうので、難聴ではない人と会話するときでさえも音量を抑えられなくなってしまいます。
また、難聴の人も大きな声を出して話す傾向があるので、自分だけの声がデカイという違和感は感じにくくなります。
会う人によって声のハリ具合を使い分けるのはストレスですので、最も交流する機会が多い難聴の人々に合わせた喋り方をしている可能性が高いでしょう。
こちらも無意識な場合がほとんどです。
心理的な理由で声が大きくなるのは、認証欲求の強さです。
よく口喧嘩のシーンでも、結局最後に勝つのは声のボリュームがデカイ人になるパターンが珍しくありません。
自分という存在を認めて欲しいという心理の現れから、場違いなくらい声が大きくなっているのです。
心理的な理由ではありますが、意外と本人には自覚がなかったりします。
お父さん、お母さん、兄弟、など子供の頃から家族の声が大きい環境で育った人は、そのまま素直に声がデカイ大人になるか、反面教師で声の小さい大人になるパターンが多くあります。
現在は親元を離れて自立して暮らしていても、幼少のころの癖は深く染みついており、なかなか治せるものではありません。
とくに誰からも指摘されてこなかった場合、これから治すことは本人にとって困難なことかもしれません。
誰かとお喋りをするって、とっても楽しいことですし自然とストレスの発散にもなります。
普通に話しているだけでも効果が期待できますが、大きな声を発することによって、さらにストレスを解放することが可能です。
その味にハマってしまったのか、空気を読まず大声を出して一人で気持ちよくなっているのかもしれません。
気分を害すくらいに酷い大声の場合は、注意すべき相手でしょう。
大きな声で話す人は、勢いがあって怖いと感じたり、うっとおしくて嫌いになることもあります。
イライラの原因になるなら、注意してやめてもらうか、高頻度で関わらない方がよいこともあるでしょう。
ただし、耳が悪いなど悪気があっての大声ではない可能性も考えられるので、まずは相手にどのような事情があるのか確かめることをおすすめします。