両親
「結婚はいつかな?」
祖父祖母
「結婚式はどこで挙げるか♪」
弟妹
「兄ちゃん結婚はよして」
彼女
「私…ちょっと焦ってるかも」
あなた
『・・・』
彼女のことは本当に大好きだから結婚はするつもり。
家族のことも大事だから、皆がそこまで望むなら結婚するよ。
つまり男の気持ちはこう『みんなのために結婚する。』
完全にボランティア精神です。
そもそも結婚にこだわりはない、一緒に生きていけるパートナーがいるという事実が彼にとって重要なこと。
結婚してもしなくても彼女のことを想う気持ちは1ミリとも変わらない。
自分の意見としては、結婚するなら自分のタイミングだって大事。
結婚の段取りだって時間もお金もかかるし、余裕がない状況では仕事にだって影響する。
いますぐ結婚したい(結婚して欲しい)と思っている1番の人々は、男ではなく彼女や家族といった周囲の人間なのに、男はプロポーズをしなければならない。
「結婚いつするの?」
「いつプロポーズしてくれるの?」
周りからは止むことのない結婚結婚のプレッシャーの嵐。
男からすれば、、
「勝手にやってくれ。」
と言いたいところだが、結婚の話を進めなくてはいけないのは、ここにいる一番やる気のない男がプロポーズというアクションを起こさなければ始まらない。
緊張しながら相手のご両親に挨拶をしなければならない、しかし本音はそこまで結婚したいと思っていない。
もし許しを貰えなかったら、すぐに話は終わってしまうだろう。
おかしな話だ。
2度目になるが、これはボランティア活動でしかない。
楽しいのは男以外の人間たちだ。
そこまで結婚したいなら、彼女は逆プロポーズをしなさい。
そこまで結婚した2人が見たいなら、家族は結婚のすばらしさをもっと男に伝えなさい。
男はヒマではありません。
彼女と結婚すれば社会的にも一人前の男になれる。
だから男は大好きな女のために結婚する、もちろんそれは自分のためでもある。
そう、本来結婚は自分たち2人のためにするものです。
しかし結婚の目的はそれだけではありません。
1人前になった姿を親に見せて、家族を安心させることも結婚の目的。
自分、彼女、両親、祖父祖母、
登場人物は少なからず全員あなたの結婚に関わっているのです。
自分のため、彼女のためはもちろん、やはり口うるさい家族のためにも男は結婚しなければならないのです。
「なんで俺だけこんな苦労せんといかんのや。。」
愚痴を言いたくなるけど、そんな話誰も聞いてくれないのが現実です。
男には避けては通れない道があると聞いたことがあるが、それは結婚という舞台の上にあるのかもしれない。