付き合いが長い友人がいる場合は、その両親とも仲がよく、幼い頃からタメ口で話している方もいます。
しかし、中高生になるにつれて、タメ口に違和感を覚えるでしょう。
今回は、敬語を使い始めるきっかけについて紹介します。
いきなりかしこまった敬語を使うのは恥ずかしですよね。
状況によっては「冷たくなった」「距離を感じる」と相手に感じさせてしまうので、徐々に敬語を使うのが鉄則。
はじめのうちは敬語をネタに冗談交じりの会話を楽しみましょう。
「○○さん、承知いたしました!」など、極端な敬語を使って、敬語ごっこ遊びのようなトークを目指すのがおすすめです。
本気で敬語を使わなくても、敬語が会話の中に流れることで、徐々に抵抗感が薄まるでしょう。
学校の先生や先輩、バイト先の人と話す時はほぼ100%敬語ですよね。
その感覚で友達の親と話すと明らかに不自然です。
挨拶から雑談まで全て敬語を使うのではなく、部分的に挟むように心がけましょう。
お礼だけは敬語にしたり、他愛もない会話はタメ語のままにしたりと、ほんの少しでいいので取り入れてみてください。
順を踏んで、会話の8割程度が敬語になってきたら、継続して定着するはずです。
家族間で敬語を使っている世帯は非常に稀でしょう。
友達の両親と敬語で話すのが恥ずかしい方は、まず身近な両親と練習がてら敬語で話してみてください。
どんな言葉を敬語にしたら違和感なのか、どんな言葉なら自然に溶け込むのか、いいシミュレーションになるはずです。
さいごに、どうしても昔からの関係性を変えられない・変えたくない方に一言。
友達の母親や父親に敬語を使わなくても大丈夫です。
一般的には、社会人になったら年上の人には敬語を使うべきとされていますが、例外もあります。
自分より2周り以上離れた大人の人と仲良く話せるのは特別なことなので、いまの関係を大事にしたい方は、そのままでも問題ありませんよ。