中古マンション購入の注意点。買って後悔しないための事前知識

中古マンションを買うとき、一部の営業担当者は会社の利益を重視しているため、必ずしも利益になるアドバイスを提供するとは限りません。

少しでも疑問がある場合は、セカンドオピニオンを取得する必要があります。
では、誰にセカンドオピニオンを求めればよいでしょうか。

できれば、マンションの取引経験が豊富な不動産仲介業者や不動産鑑定士などの友人知人がいるとよいでしょう。

要は仲間になることで、その人が不動産屋の立場なら必然的に自分の利益を追求するので、言えることも言えないことも言えます。

見落としがちな災害リスク

地震大国である日本では、地震や水害などの災害リスクを常に意識する必要があります。

しかし実際、物件を探す際に災害リスクをきちんと調べられる人はほとんどいません。

不動産の市場価格を知って詐欺に遭わないようにする

ずっと前まで、市場価格は不透明なままでした。しかし、現在、市場価格はより透明になってきています。

不動産価格は、時間の経過や市場の動向によって変化します。不動産価格はどのように決まるのですか？

物件の価格を決める3つの要素とは？

不動産の価格は、次の 3 つの要因によって決定されます。

・市場性
一般物件の場合は、類似物件の過去の取引事例を参考にしています。
・費用
特に新築物件の場合は、土地の購入価格、建築費、広告宣伝費など、物件を建てる際に発生する費用を考慮します。
・収益性
主に投資目的で物件を購入する場合、利回りを考慮して周辺物件の価格を参考にします。

この3つの拠点には相場があり、物件の用途によって価格が異なります。可能であれば、3 つすべての情報を収集することが望ましいでしょう。何よりも、価格を決める際の基準にもなる市場価格の情報を持っていると良いでしょう。

相場が分かれば、その物件に期待する価値に応じて、自分に合った適正な価格を見つけることができるからです。

死角！ ?購入時は資産価値にも注目！

資産価値を重視して購入する人が年々増えているのをご存知ですか？

自分には関係のない話題だと思われている方も多いかもしれませんが、実は資産価値を気にする人は年々増えています。ずっとここに住むと思っていても、将来、ライフスタイルの変化で引っ越すかもしれません。その時点で、資産価値は非常に重要になります。

資産価値は何で決まる？

マンションの資産価値は不動産鑑定評価によって決まります。中でも立地面積や経営状況は、価値変動を左右する大きな要因です。

価値が下がりにくいマンションの選び方！
資産価値に影響を与える要因は数多くありますが、その一つに世帯数があります。人出の多いエリアに所在する物件は、周辺の商業活動が盛んなため、資産価値を失いにくい傾向があります。価値を維持するためには、現在だけでなく将来的にも世帯数が減少しにくいエリアを選ぶことが重要です。
世帯数の推移は国立社会保障・人口問題研究所で調べることができます。

また、視覚的にわかるのは物件の管理状況です。管理の行き届いていない物件は、資産価値を失いがちです。
中古物件は、ゴミが出ているか、駐輪場が荒れていないか、自分の目で確かめるとよいでしょう。

また、ご存じない方も多いと思いますが、管理組合がきちんと運営されていることも重要です。

不動産仲介会社に依頼すると、管理会社に連絡してくれます。

リノベーションは慎重に

きれいな家に住むことが大事なのは言うまでもありませんが、気を付けたいことが一つあるとすれば、無理なリフォームはしないことです。最近はリノベーションが流行っていますが、マンションのリノベーションはよく考えてからにしましょう。

特に水廻りを大幅に改修すると、配管が複雑になり、劣化の原因となる場合があります。個人の好みもありますので、売ろうとすると買い手が見つからないこともあります。

ここを見れば大丈夫！避けるべき5つのポイント

1．駐輪場・駐車場・ごみ置き場は整理整頓されていますか？
エントランスなど見える部分よりも、建物の裏側の見えない部分を確認することで、管理体制がしっかりしているかが分かりやすくなります。

2．マンションにはどんな住人が住んでいますか？

住人を見ていると、そのマンションが自分に合っているかどうかは容易に想像できます。過去にどんな人と契約したか不動産会社に聞いてみると教えてくれるかもしれません。

3．公序良俗・軽犯罪はありませんか？

警視庁が運営する犯罪情報マップで丁目別の軽犯罪情報を調べることができます。実際に夜に訪れて、その雰囲気を自分の目で確かめてみることも大切です。

4．どこの学校に通いますか？ （子供がいる場合）

子供がいる場合、どの学校に通うか迷っているかもしれません。イェシルでは、アパート名を検索すると、学区と徒歩にかかる時間がわかります。

5．駅やコンビニへのアクセスが近いですか？

マンション購入の際、立地に気を配らないケースが多い。実際に歩き回って確かめてみてください。

まとめ

マンションを購入する際には、注意すべき点がいくつかあります。
普段は気にしないことを考えなければならないので、難しくて難しいと感じる人もいるかもしれません。

人生で一番大きな買い物になりますので、最低限のチェックと知識を身につけることをお勧めします。

近年、Webサービスの発達により、見過ごされがちな災害リスクや物件価格へのアクセスが格段に容易になりました。
また、基本的なポイントではありますが、マンション購入時の初期費用や資産価値の変動についてもしっかりと押さえておきたいポイントです。
また、業者の選び方や住宅ローンの加入方法について知っておくだけでもお得になるポイントがあります。

これらは評価できるもののほんの一部です。気になるものには注意を払い、気にしないものは無視しても問題ありません。

何よりも納得のいくマンション購入が重要ですので、必要な要素を自分で拾いながら選びましょう。

一生の買い物となる物件を購入する際には、立地や内装だけでなく、不測の災害にも安心できる物件を選びたいものです。