20~40代女性の年収は、平均値・中央値ともに300万円前後。
参考:賃金構造基本統計調査 民間給与実態統計調査
年収が350万円の女性はやや平均よりも上ですが、年収500万円が平均値と言われる男性からすれば、頼りない額に感じる方もいるでしょう。
そこで今回は、平均所得の女性と結婚する場合としない場合の、両方のメリット&デメリットを確認してみました。
「配偶者よりも稼いでいたい」というプライドが高い男性の場合、彼女と同程度の年収あるいは彼女よりも低所得だとプライドを保てません。350万円が低いと感じるなら、あなたのプライドは守られます。
結婚相手の年収にこだわる女性は少なくありません。その両親も例外ではないでしょう。年収350万円の彼女よりも稼ぎがあるなら、相手もその両親も結婚に対して前向きになりやすいのが事実です。反対に、彼氏の方が低所得の場合は、なかなか結婚の話が進まないケースもあります。
お互いの年収が600万円以上で世帯年収が1,200万円を越えた場合、税率は23%に上り育児手当などの制度も受けられなくなります。年収350万円の彼女と結婚すれば、税金の軽減や各補助金制度の利用など、さまざまな支払い面でお得です。
「稼いでいる俺の方が尊重されるべき」「年収が違うのに家事分担が平等なのはおかしい」という考えは、一般的にあまり良く思われませんが、実際に年収に大きな差がある場合は無意識に考えてしまいがちです。
モラルを保つのも苦労します。
どんな買い物にどれだけお金を使うのか、稼いでいる額によって考え方が変わるでしょう。夫婦になれば生計を1つにするのが原則なので、好きなものに好きな金額を使えないのはストレスに繋がります。
万が一いまの仕事を続けられなくなった場合は、世帯を支える収入減が年間350万円になってしまいます。今の生活水準を大きく下げることになるので、互いの収入に大差がある結婚は稼ぎ柱の責任がさらに重くなるでしょう。
年収に関係なく、結婚して子供を授かれば収入の多くは家庭に入れる必要があります。しかし結婚相手の収入が自分より低い場合は、夫の負担額も比例し大きくなるので、結婚しなければ稼いだお金はすべてあなたのものです。
夫の収入が高い家庭と低い家庭を比べると、明らかに責任の重さが異なります。そもそも低収入の夫はそこまで期待されていません。彼女より高収入なあなたが結婚すれば、いい意味でも悪い意味でも頼られます。その責任を回避するには結婚しないのも1つです。
年収350万円の彼女と別れれば、当然新たな出会いのチャンスもやってくるでしょう。価値観の近い女性と結婚すれば、ここまで挙げたデメリットの多くを避けることができます。
年収350万円を越える女性は多くありません。
平成30年の女性の労働力人口は3,014万人
引用:https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/18-01.pdf
年収の平均値を300万円として計算すると、半分以下の1,500万人以下に。さらに年齢層を絞り20代・30代と限定すれば、高収入な女性と出会える確率はかなり低くなります。
新たな結婚相手がバリバリのキャリアウーマンだったら、子育てのために退職してもらうのは難しいでしょう。あなたが高収入であっても、子育てに積極的に協力する必要があります。
年収で結婚相手を決めるのは賢い判断ですが、年収だけで判断してしまうと、好きで交際したはずの大事な人を失う可能性もあります。
入籍する場合、結婚までの流れはスムーズに進むものの、その後の責任感が負担に。
入籍しない場合は、新たな人生を身軽に踏み出せるチャンスをゲットできるが、孤独に悩むケースもあるでしょう。
いずれにしても、メリット・デメリットは同じくらい感じられます。