【静岡県・50代後半 yoisiaさん】
今回のテーマは「物覚えが悪い人がバイトで苦労しがちなこと3選」という事で、まさにこれは学生時代の私ではないかと思い、筆を執りました。
色々なバイトをやりましたが、その中でも特に物覚えが悪くて苦労したもつ煮込みや焼き鳥をメインにした居酒屋さんでバイトした時の苦労話しを紹介します。
私は大学2年生の時、東京の中央線沿線にある駅前の居酒屋でバイトを始めました。
居酒屋にしたのは、川崎や横浜で仲の良かった高校時代の友人達が、居酒屋「村さ来」や「白木屋」でバイトをしていたので、同じようにやってみようと思って選びました。
しかし、私の選んでしまった居酒屋が、もつ煮込みや焼き鳥やホッピーをメインとした昭和情緒あふれるマニアックな大衆居酒屋で、そこの店長もメチャクチャヤンキー上がりのイカツイ顔の親父さんでした。
でも何故か面接で気に入られてしまい、即日、面接した日の夜からバイトが始まりました。
最初は、皿洗いや片付けがメインだったので、特に苦労はしませんでした。
これは余裕かななんて舐めていた2週間目の事、その日はメチャクチャ客が多く、ついに私も接客デビューとなりました。
ここからが、今回テーマの「物覚えが悪い人(私)が、バイトで苦労しがちなこと3選」になります。
先ず最初に、私は大学が工学部で、どちらかというとオタク気質だったので、そもそも接客は向いてませんでした。
それで、お客さんからも、
「お兄ちゃん、客商売に向いてないね!あっちの女の子に変わってよ。」
って言うとっても正直でありがたい図星な指摘も頂き、心が折れました。
で、前振りが長くなりましたが、1個目の苦労は、実は、注文を取る時に一番大事なメニューが覚えられなかったことです。
これは致命的でした。
一緒にチャラい高校生達も働いていましたが、彼等や彼女らの方が、メニューや接客の物覚えが良かったです。
悲しいけど、この時、自分の物覚えの悪さに情けなくなりました。
2番目に、物覚えが悪かったのが、人の名前が覚えられませんでした。
お得意さんはもちろん、実は店長や一緒に働いていた仲間の名前が全く覚えられませんでした。
今にして思うと、1カ月ぐらいで、居酒屋の接客が自分に向いていないことを悟り、もう気持ちは退場だったのかもしれません。
本当に何を言われても、頭に入らない状態でした。
1番がメニューや接客の仕方が覚えられない、2番が人の名前が覚えられない、そして、最期の3個目です。
開店前の仕込みで、取引先の名前や電話番号が覚えられないと言う物覚えの悪さ三重苦に陥り、約1カ月でその大衆居酒屋のバイトは辞めました。
私の経験したバイトの時の物覚えの悪さに関しては、自分でもショックでしたが、改めて、その後のバイトに関しては、家庭教師や警備員や工場や宅配などのバイトに変えて、上手く行きました。
やはり、人には向き不向きがあると思った出来事で、自分に適した仕事が何かを明確にしてくれたバイト経験でした。何事もモチベーションが大事ですね。