花粉症の人が増えたこと、そして感染症に敏感な風潮になったこともあって、マスクの着用に違和感を覚えない時代になりました。
ここ10年間でマスクの売り上げは驚異的に伸びています。
特に症状がなくてもマスクを常用することそれほど異様ではない感覚が普通になってきました。
では謝る場面でマスク姿はどうでしょう?。
まだ「失礼だ」とか不快な感想を持つ人も多いでしょうが、ここではその状況に対して寛容な心理を5つ挙げてみましょう。
この人は花粉症や風邪でマスクが必要なのでしょう。
赤い鼻から鼻水が見えるような姿を見せたくない気持ちがよくわかります。
マスクなしでは相手にかえって不快感を与えるのではと気遣っているのでしょうね。
インフルエンザや風邪にかかっている人であれば、むしろマスク装着はマナー。人にうつらないように気遣っているのでしょう。
感染予防を心がけていて、むしろありがたいことです。
逆にマスクなしで咳やくしゃみをしながら謝られても、ちょっと困ります。
謝るときに、たとえば帽子を被ったままであれば無礼です。
ではどういう装着物ははずすべきなのでしょう。
覆面、バンダナ、ヘッドホン、防寒耳当て、ヘルメット、ファッション的なサングラス、こういうものはやはり外すべきです。
一方で次のようなものは着用が許されるものでしょう。
眼鏡、補聴器、コンタクトレンズ、眼帯、カツラ、入れ歯。可否の判定キーワードは必要性とか素顔性。
昨今はマスク常用者も少なくないです。
常時花粉症に悩まされている人も多いので、マスクへの違和感は減ってきています。
そのような人は今マスクを装着していることさえ忘れていることも多いわけです。
たとえば医者は職業として常用している人が少なくないです。
マスクをしている人は顔が一部隠れるわけで、そのために不信感・不快感を持たれやすいです。
よく分からない人ということで、まわりに安心感を持ってもらえないことが多いです。
強盗や不審者というイメージさえあります。
ですから、「マスクをしたままで失礼いたします」と一言あれば、ずいぶん印象が違います。
謝るときなどは、さらに気遣いをして、いったんマスクを外して表情をしっかり見せて挨拶し、状況を説明してから再装着するのが望ましいです。
そういう配慮が見えれば、マスク着用は許されるべきものでしょう。
マスク着用で謝るリスク(損をするのは自分)を本人が自覚したうえで、他の行動や発言でカバーする姿勢があれば問題ないです。
ただし初対面でのマスクはやはり望ましくありません。
マスク着用で謝っている相手に誠意が見えるか?
謝っている人が表情を一部隠しているわけですから、相手は自らの判断で一部ハンディーを背負って誠意を伝えようとしているわけです。
そのハンディーにもかかわらず謝る気持ちがしっかり伝わってくれば、それはかなり信用できる誠意かもしれません。