休みの連絡というものは、多少なりとも不安な気持ちになりますよね。上司や同僚を怒らせるのではないか、迷惑をかけてしまうのではないか・・・。
ましてや、その連絡が前日になってしまった場合は、一段と言いづらいものです。でも休まない訳にはいかない。そんな時にどうすればいいのか?連絡する時のコツを、ここでご紹介したいと思います。
まず、連絡する前の心構えです。これができていないと、土台のゆるい建物のように、電話でのやり取りがぎこちなくなります。念頭に置いておきたいのは、「取り返しのつかない事ではない」という考えです。
当日ならまだしも、まだ前日なのです。翌日、あなたがいないことになっても、現場で働く人たちには打つ手があるはずです。
バイトが休むことくらい、前代未聞のことでもなんでもありません。十分想定内の出来事です。
それに、あなたにはあなたの都合があるのです。それを主張するのは、なんら悪いことではないのです。
とはいえ、やはり人の予定を狂わせることに変わりはありません。電話しても快く返事をしてくれるかはわかりません。
そこで、受け入れられやすい会話のテクニックをお話しします。
まずは、申し訳ない気持ちを伝えましょう。「本当に申し訳ないのですが」と話を切り出すのは基本ですね。
「ご迷惑おかけします」と、自分としても気が重いが、仕方なく休むのですと伝わるように話しましょう。
重要なのは、仕方なく休まざるを得なくなりました、と伝えることです。
相手の立場になってみましょう。休ませてくださいと言われるより、用ができてしまってバイトに行くのが難しくなりました、と言われるほうが受け入れる気持ちになりませんか?
休む理由も、正当性のあるものならば伝えましょう。きっとわかってくれるはずです。
ここからは、自分の行動力に自信があればおすすめしたいテクニックです。なぜならば、休みをもらった後のお話だからです。
明日休む代わりに、別の日に出勤すると提案すれば、誠実さがより伝わるでしょう。これで、責任感もなく気軽に休む人間というイメージは消えるはずです。
ここまで具体的でなくても、迷惑をかけたことへのお返しに何かできることはないかと伝えることは、今後の自分のイメージアップとしても有効です。
ただ、この言い分には注意が必要です。他の日に頑張るから休ませてくれ、と駆け引きとして利用してはいけません。主導権を握られたと感じた相手は、気分を悪くするからです。
いかがでしょうか。ポイントで整理すると、とても簡単なものに思えてきませんか?この文章を読んでいただいた方にとって、一番乗り越えるべきハードルは、おそらく電話への不安ではないでしょうか。
安心してください。ここで提案したテクニックを完全にコピーしなくとも、ぼんやりと頭に入れておけば、きっとスムーズなやり取りができるでしょう。