はッ…
なななない!
ポッケにもバッグにも探したけれど財布が見つからない。
血の気がサーっと引いて、それはもう生きた心地がしません。
そんな緊急事態でも、お金を使うシーンは待ったなしでやってきます。
ピンチの危機に出くわしたさい、近い友達にお金を借りられるか頼む人も中にはいるでしょう、このとき貸してくれる友達と1円も貸してくれない友達に分かれます。
財布をなくして、ただでさえ心細い状況下で太っ腹に必要な額を貸してくれる友達って、財布を落とした本人からすれば最高の友人に見えますよね。
お金の貸し借りはたとえ友人間であっても、貸したお金が返ってこなかったり信頼関係がめちゃめちゃになったり、リスクはゼロではありません。
それなのになぜ友達はお金を貸してくれたのでしょうか。
いつも世話になっている親友だから、困っているときは助けてやりたい、口約束でのお金貸し借りは証拠もないので法的な処置能力がさがり最悪踏み倒されることも。
そんないざこざななんてどうでも良いのです。
ただ財布を失って落ち込んでいる友達にしてあげられることは何か、考えた結果お金を貸してあげる(返ってこなくてもいい)という判断に行きついたのです。
可哀そうだからコレあげる。
といって初めからお金をあげる形で贈与してしまうと、財布を落とした本人も悪い気がして受け取れないから。
はじめからあげるつもりで貸したのです、心の優しい友達ということ。
今後の関係を有利にしようと、ここは躊躇せずに思い切って財布を無くした友達に大金を貸します。
そうすることでこの恩は一生とまではいかなくても、長いこと2人の中のヒストリーとして刻まれます。
もし万が一返ってこなれば、お金を貸した方の友達は、常に恩人として扱われることになります。
そんな裏の計算があっての、金銭の貸し借りがあるかもしれません。
なのでもしあなたが財布を落としたとき、快くお金を貸してくれる友達があらわれたら、仕組まれた罠があると少しは疑った方がいいかもしれません。
財布を落としたとき、ほとんどの人間がお金を貸してくれないでしょう。
少額ならまだしも、生活費などにあてる大金を貸しことはリスキーすぎます。
無難な選択肢としては「お金は友人には貸さない」これが鉄則です。
数万円くらい、貸してくれたっていいじゃん!絶対返すのに、信じてくれないなんて逆にヒドイな。
このように、お金を貸してくれない友達をディする人も中にはいますが、信じる信じないは自分の都合です。
100%回収できる保証はないので、その場合は喧嘩に発展することが目に見えています。
お財布を落とした方は、軽いパニック状態に陥っているので、その事実に気づくことができません。
冷静な友達は先を見越して、貸さないという答えに辿りつただけ。
お互いのために最も安牌な着地点です。
冷酷、人でなし、と一部の人は煽ることもありますが、かしこい人はお金を貸しません。
その代わり食事を奢ってくれたり、生活物資を援助してくれるパターンが多く見られます。
ごもっともな答えは「金銭面に余裕がないから」これにつきます。
1000円でも、中には100円でもお金を貸すことにためらいがある人もいます。
価値観はもちろん、個々の経済力は異なって当然です。
月10万円で生活している人もいるので、安易に「お金貸して」と人に言ってはいけないものですね。
私は財布を無くした人がいたら関わらない様に逃げるかもしれません、金の事に関しては恩人何て言われなくても結構だからさようならです