他人の飲み物やお菓子を「一口ちょうだい」すぐ欲しがるヤツの面倒な心理3選

ひと口分のパスタ

誰かと一緒に食事などをしているとき、「一口ちょうだい」と相手から言われて、イライラしたり嫌な気分になったりしたことがある人も多いでしょう。ここでは、特に女性に多いとされる、「一口ちょうだい」の心理について考えてみたいと思います。

 

1.いろんな味を楽しみたい

「一口ちょうだい」の心理として1つ目に考えられるのは、「いろんな味を楽しみたい」という気持ちです。何人か集まって飲食店で食事をするとき、別の人が自分とは違う料理を食べていると、美味しそうに見えたりすることがあります。

こういう感覚は誰にでもあることですし、他人が持っているものをうらやむことを意味する、「隣の芝生は青く見える」という言葉は昔からあります。

しかし他人のものは自分のものではないので、誰かが食べている料理が美味しそうに見えるのであれば、また別の機会に同じものを注文するなどして欲求を満たすのが常識的な考え方でしょう。

ですが、目の前に美味しそうな料理があるとその場で食べたくなるものですし、その料理を食べている相手が友達や知り合いなら分けてくれるかも、と考えてしまうのです。

別のテーブルについている全く知らない人から分けてもらうのはさすがに躊躇しても、友達や知り合いならいいだろうと安易に思ってしまうのでしょう。

それに、それぞれの料理をお互いにシェアすれば、いろんな味を楽しむことができてお得です。しかしそうした考え方は、一緒に食事をしている人全員が同じ考えでないと成立しませんし、一方的にそれをやられると迷惑だと感じる人もいます。

 

2.損得勘定

2つ目に考えられるのは、できるだけ得をしたいという「損得勘定」の心理です。自分でお金を出して食べるのは気が引けても、ちょっとだけ貰えるなら欲しいという、ある意味でセコイ、ケチくさい感覚だと言えるでしょう。

目の前で友達が食べている料理を食べてみたい気持ちになった場合、自分で注文するとお金がかかりますが、分けてもらえばタダで食べることができるというわけです。

こういう人は、「最小限の労力でより多くのものを手に入れたい」とか「できるだけ損はしたくない」という考えが強く、それが日常の人付き合いの場面でも表れてしまうことが多いのかもしれません。

損得勘定というのは、ビジネスをしたり、生活費を節約したりするときには必要なものですし、それがないとビジネスや生活が破綻してしまうこともあるでしょう。

しかし、人付き合いの場で損得勘定を露骨に出されると、大抵の人は嫌気がさしてしまいます。

 

3.他人の気持ちに気づけない

3つ目に考えられるのは、「他人の気持ちに気づけない」ということであり、これは心理というより、その人の性格かもしれません。こういう人は、他人が嫌がるかもしれないということを想像できないので、特に悪気もなく「一口ちょうだい」と言ってしまうのです。

スプーンですくわないといけない場合などは、他人のスプーンが料理に触れると「汚い」と感じる人もいますし、または「別に他人と料理をシェアしたくない」という人もいるでしょう。

しかし無神経な人は、そうした相手の気持ちを考えずに行動してしまいがちですし、自分の欲求や考えを相手に押し付けてしまうことがよくあります。

あるいは、自分の家族や仲のいい友達同士なら「一口ちょうだい」は許されるかもしれませんが、こういう他人の気持ちに気づけない人は、そこまで親しくない人にも同じことをやってしまいがちです。

しかもこのタイプの人は悪気なくやっていることが多いので、より厄介な存在だと言えるでしょう。

 

まとめ

「一口ちょうだい」をする人には、いろんな味を楽しみたいという心理や、損得勘定の心理が働いています。さらに、他人の気持ちに気づけない性格でもある場合が多いので、相手の迷惑に気づかないままやってしまいがちだと言えるでしょう。

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