整形と言うと、どのような印象を持つ方が多いでしょうか。以前は親の体にメスを入れるなどけしからん、と言う否定派が多くいましたが、プチ整形など若者の間では比較的身近なものになりました。今回は、整形に対しての肯定派、否定派の意見を徹底比較していきます。
まず多くの人はどのように思っているのでしょうか。割合としては半数以上の方が否定的に思っているようです。整形がポピュラーに行われる国がある一方、日本では整形に対しての否定感情が根付いているのかもしれません。否定的な意見を持つ方が多い中、先に肯定派はどのような意見を持っているのかを見ていきます。
肯定派には、若い女性が多数含まれていました。主な意見としては次のようになります。
まずは必要があればしても良いのではと言う意見です。身体的なコンプレックスに悩まされている方が、前向きに生きられるのであれば整形しても良いのではないかと言う事です。
実際に悪目立ちしてしまうようなホクロであったり、まぶたが片側だけ一重などの場合、周囲の方でもコンプレックスであることはすぐに分かりますね。このような場合、自分の体をプラスにする、と言うよりも整えると言った意味合いで肯定されているようです。
また、自分の体なのだから自分の好きなようにしても良いのでは?と言う賛成意見もありました。生まれ持った体で生きていくのは本人です。その本人がどのような理由であれ、整形したいと思ったのであれば、その意思は尊重されるべきと言う事でしょう。
そして盲点とも言えるのが審美歯科です。ホワイトニングが当たり前のようになった昨今では、歯の整形なら良いのではないかと言う意見も見受けられました。
整形と言うと外面的なものを想像しがちですが、確かに審美歯科も整形の一つであります。歯に悩みを抱えている方が多い事を考えると、確かにと頷いてしまいます。
そして、見た目を良くしたいという意見です。多くの方が整形と言うとこの理由を思い浮かべるでしょう。自分で納得出来る外見にしたい、もっと綺麗になりたい、と言う願望はある種当然とも言えます。
最初に挙げた、必要であれば賛成と似通ってはいますが、こちらの意見の方は見た目で大きく人生が変わるという考えがあるようです。ここからは否定派の意見となっていきます。
まずは失敗が怖い、と言う意見です。劣悪な整形手術を受け失敗した場合や、時間の経過により状態が悪化してしまうと、元通りには戻らないことがほとんどです。
この元通りにはならないというのが、「失敗したらどうしよう」と言う気持ちの根幹にあるのではないでしょうか。
また、依存症になってしまうという意見です。一度整形しすると、次々と完璧を求めたくなります。もっと目を大きくしたい、鼻を高くしたい、と理想が高くなっていき、整形を繰り返す依存症は確かに恐ろしいですね。友人や知人にそのような方がいた、と言う意見も目立ちました。
最後に見た目よりも中身派の意見がありました。どれほど美しい外見の方でも、性格が合わなければ距離を置きたくなります。交流を持つのであれば、見た目よりも性格が合う人の方が良いという事のようです。
中には、整形した友人の性格が攻撃的になってしまい、縁を切ったという方もいらっしゃいました。このようにしてみると、肯定派と否定派では整形に対する捉え方が少し違っているようです。
肯定派の方は整形をする事情や、整形したことによって得られるメリットなど、全体的に整形をプラスと受け取っています。対して否定派は整形でのマイナスイメージよりは、デメリットを気にする方が多く、整形をするしないよりも万が一の事を考えている方が多いようでした。実際に整形した人と接して、と言う体験を持つ方もいましたね。
自分らしく前向きに生きられるのであれば、整形は否定されるものではないでしょう。しかしどの程度整形するかを自分で決められる分、より多くを求めてしまいがちです。
整形手術を受ける際には事前カウンセリングが行われますので、医師ときちんと相談することが非常に大切になってきますね。整形は自分の良さを活かして行っていくのがベストと言えるでしょう。