大好きだった人と破局。
その後は数々の人と交際してきて、現在の彼氏に至る。
しかし、あの素晴らしい思い出を作ってくれた、とある1人の人物「元カレ」がいつも脳内ではナンバー1…
今の彼氏に申し訳ない気持ちと、自分自身でもコントロールできない未練の気持ちが複雑化して、もどかしい毎日を送ってはないだろうか。
どうしてそこまで元カレの魅力にこだわってしまうのか。
目の前には今あなたのことを想ってくれている素敵なパートナーがいるのに、気づけばいつも元カレと比較してしまう自分がいませんか?
初めてのできごとは強烈な印象が残りやすく、ちょっとしたことでも記憶に深く刻まれる傾向にあります。これは恋愛にしても同じことが言えます。
大好きだった元カレが初恋の人であれば、その元カレがごく普通のフツメンだったとしても、彼女の心には最高の男というイメージが植え付けられやすいのです。
また人間の記憶処理は都合よくできており、悪かった思い出は忘れて良い思い出ばかり記憶に残そうとします、よって時間が経つにつれて元カレはどんどん美化されていくのです。
そこに比較対象となる今の彼氏がいると、どうしても過去の大好きだった人が有利になってしまいます。
自分では気づくことが難しいかもしれませんが、人間の深層心理を知ることで、元カレの存在を忘れることができるかもしれません。
深層心理では、自分は自分が思っているほど、そこまで元カレを魅力的に思っていないはずです。
といった理由で、意識的に元カレが誰にも負けないカッコイイ男に見えてしまうのです。
過去は美化されやすいと述べましたが、現在遠い存在となった元カレの活動をSNSなどの程よい距離感で繋がれるツールで確認してしまうと、よりいっそう元カレは絶対的存在になりかねません。
SNSに投稿される内容は基本的に美しい一面しかありません。
わざとカッコ悪い姿をアップしても、つながりの浅い第3者からすれば、好奇心をすぐられて結果的に良いイメージになります。
このように、SNSで遠くから元カレを見つめてしまうと、今の彼氏なんかより元カレの方が素晴らしい人物だと錯覚してしまってもおかしくないでしょう。
誰にだって良い思い出と悪い思い出はありますが、一貫して過去は綺麗な出来事に統一されます。
従って元カレに関しても美しい思い出しか残っていないはず。
過去は綺麗なもの、そういうものだと理解して、いま目の前にある事実だけにフォーカスをあてるようにしてください。