休日の昼間はそこまでお喋りな父親ではないのに、お酒を飲みだすと人が変わったかのように、いらないことまでベラベラ話し出す。
それだけなら全然問題なし!
楽しく飲むお酒は良いことなのですが、家族が嫌悪感を抱いてしまうくらい、暴言を重ねる酒癖の悪い父親には正直お手上げです。
お酒さえ飲まなければ大好きになれそうな父親なのに、なぜどうして人が変わってしまうまで飲んでしまうのでしょうか。
このままでは数年後、数十年後先の未来が恐ろしい。
父親本人ですら気づけていない、酒癖が悪い人の心理と対策ご紹介します。
問題点を見つけて、酒癖の悪い父親を救ってあげましょう。
酒癖の悪い父親の多くの人にあてはまることが、楽しみやストレス発散方法には飲酒しか選択肢がないということです。
仕事終わりの一杯もしくは二杯三杯のために1日頑張って働いていると言っても過言ではないので、飲んだ瞬間の喜びは最大級です。
そんな場面に誰かがいれば、つい絡みたくなってしまうもの、家族となれば尚更からみは強く激しく…
そんな父親の癖を家族は存じているのですが、毎晩となると相手にするのも限界がきてしまいます。
酒癖が悪いということは、飲む量も尋常ではありません。
少量ならまだ理性も残っているので、家族に迷惑をかけることはないはずなのですが、リビングやトイレで眠ってしまうまで飲んでしまう父には性格の問題があります。
朝起きてから、帰宅して最初のひと口を飲みはじめるまで、彼は人に迷惑をかけまいと善良な人間になりきります。
そのおかげて会社の人や友人からは一目置かれている存在になっている父親も少なくありませんが、それと引き換えに多大なストレスを持ち帰り、お酒の力で浄化してしまいます。
家には家族もいるので、当然近くにいる奥さんや子供たちにも発散したストレスエネルギーが飛んできます。
不眠症の人では、お酒を飲まなければ眠りにつけないという人がいます。
眠くなるまで飲んでも人に迷惑をかけない人もいるので、飲み過ぎ=酒癖が悪い、とは言い切れませんが、やはり過度な飲酒は酒癖が悪い父親を作り出す原因に繋がってしまいます。
寝つきが悪い人は、交感神経が活発でストレスに敏感、リラックスできる環境を求めて飲酒に走る傾向があります。
では具体的にどのような対処方法とっていけばよいのでしょうか。
父はもちろん、迷惑を食らっている家族を救い出すことは簡単にはいきませんが、父親の性格をしっかり把握してお互いが傷つかないように関係を修復していくことは決して不可能ではありません。
唯一の楽しみである晩酌を、ある日突然やめてしまうことは精神的に危険すぎます。
100から0へ、いきなり方向転換するのは現実的ではないので、少しづつ量を減らすことが大切です。
居間で寝てしまうくらいベロンベロンに泥酔していしまう父親には、まずは歯磨きをして自分の力でベッドへ行けるまでの分量に減らしましょう。
子供でもできることですが…そんなこと父親に行ったら逆ギレされますので注意しましょう。
毎晩過剰摂取気味の父親には、「自分で寝支度できるまでにおさえて欲しい」とお願いすることが重要な対策になります。
「お喋りがうっとうしいから」「話を聞いているこっちが迷惑だから」
といった自分の為の理由ではなく、
「お父さんの健康状態が心配だから飲み過ぎないで!自分を体を大事にしない父親は尊敬できません。」
と父親の身体を気遣った声をかけてあげることが重要な解決法になるでしょう。
何を言っても心に響かない父親には、これ以上助言をしても逆効果になるだけです。
火に油を注ぐのは辞めて、一緒に食事を摂る頻度を控えるようにしてください。
外食する用事を作り、父親とご飯を共にしないこと。
しばらく距離を置いた後に、再びアルコールの量を減らすことをお願いしたり、体を気遣ってあげたりしましょう。
久々に会う家族の声なら、頑固な父親にも多少は届くかもしれません。