入社4年目というのは若手ではない、かといって仕事のエキスパートになれたか?と聞かれると自信が持てない人もいるだろう。
部下を育てなければならない責任がある中、上司からすれば後輩なわけで、入社4年目というのは最も社内を客観視できる年ではないだろうか。
今までのように下っ端扱いはされないが、のんびりしていると下からなめられることも。
入社4年目のテーマともいえる大事なことがあります。
入社4年目の社員が心がけておきたいのはチームワークです。
現段階で若手新入社員の気持ちを理解してあげられる1番の上司はあなただからです。
なぜ現場では上司と部下のぶつかり合いがなくならないのか?
それはコミュニケーションが全然とれていないから。
上の立場の人間は自分の経験則が正義、新入社員は信頼できそうな見本がないから上司に反発。
その間に立っていられる貴重な時間が、入社4年目なのです。
いまあなたが配属されている部署では、どうしても馴染めない上司が少なくとも1人はいませんか?
入社3年目までは自分が仕事できないから、その人物とぶつかってきたけど、さすがに4年目となると人間性が理由でぶつかるように思えてきませんか。
このまま何年も人事異動がなければ、今後も毎日ずっと苦手な相手と付き合わなければなりません。
もちろん仕事と割り切っていれば、越えられない壁ではありませんが、中には我慢のし過ぎで体調を壊す人もいます。
入社4年目で人間関係の悩みが入社したころと何も変わらない場合は、ここが時期です。
部長に相談しましょう、それでも進展がないなら人事部へ直接相談して状況を変えて下さい。
その行動が後輩の目にも映っているので、あなたは普通の上司ではなくなり一目置かれる存在になります。
何も行動しない、面倒は起こさないという日本の独特な文化が、社内の環境を一部人がコントロールしてしまうのです。
綺麗に解決することは難しいので相談するときは覚悟が必要ですが、入社4年目は行動する良いタイミングとなるでしょう。
会社の対して居心地が悪いと感じてしまうのはなぜしょうか。
若手社員が思ったこと・言いたいことを素直に表現できないからです。
時代は日進月歩で変わっているのに、若い人間の声が届かない会社は売り上げは伸びていても、いつも職場の空気は険悪です。
古いしきたりが全て間違っていて、若手の意見が正しいとは言いませんが、若手の提案が何も届かないのはやはり問題です。
入社したては、そもそも仕事に慣れていないし、周りも見る余裕がないから新提案を出せなかったかもしれません。
しかし同僚はみな同じような息苦しさを感じているはず、この入社4年目というチャンスを逃してしまうと、気づけば快適な座り心地の席に座っており当時の蟠りは忘れているでしょう。
そうやって人は、会社に長くいることで偉くなると錯覚してしまうのです。
このループに何らかの変化をもたらすことが出来るのは、入社4年目のあなたなのです。