「息子や娘が、かれこれ1時間以上も風呂から出てこない…」
よく耳にする親の悩みです。
中で何をしているかは分かりませんが、そんなことはどうでも良いのです。問題は光熱費です!
日本はなんて裕福な国なのでしょうか。
1時間も水を出しっぱなしにしても、ガスも水も止まる止まることがないなんて…
これが当たり前に続いてきたから、水道のありがたみに気づかない人も少なくありません。
しかし家を出て自分で生計を立てるようになると、光熱費を払うようになるため、ほとんどの人が大人になったときガンガン水を使うことを控えます。
未成年の子供はというと、水のありがたみも光熱費用のことも理解していません。
光熱費について具体的に説明しなければ、おそらく何をいっても長風呂を辞めることはないでしょう。
浴槽に湯をはらずに、シャワーだけで済ませる場合の、1回あたりのガス代と水道代を計算したことがありますか?
まずシャワー1回あたりの平均時間は、15分から20分と言われています。
仮に20分シャワーの水を出しっぱなしにすると、仕様によって多少の誤差はありますが、200リットルから250リットルが放出される目安になります。
この場合の水道料金は40円程度となります。
ガスに関しては、
20分間使った場合…0.32立法m
ということで約220円ほどになります。
単純計算していくと、20分のシャワーにかかる光熱費の平均値は「約260円」というデータが導き出されました。
20分のシャワーに260円の光熱費がかかるのなら、その3倍の60分では光熱費は780円になります。
1ヶ月では、780円×30で23,400円になります、内訳を書いた請求書を作って子供に見せてあげましょう(見せるだけ)。
実際にかかる金額を目の当たりにしたら、少しは時短する気になってくれるはずです。
それでも長風呂を辞めてくれないなら、毎日銭湯や健康ランドに通ってもらった方が、コスパが安く済みそうですね。
中には2時間も風呂から出てこないツワモノがいるそうです。
風呂ならまだしも、流しっぱなしの流水ですので大変な光熱費になります。
計算は23,400円を2倍するだけなので、46,800円になります。
途中シャワーを流さないときがあったとしても、毎月3万円分近くはガス代と水道代に負担がかかっていそうです。
貴族の子供でもあるまい、いち早く長風呂を辞めさせる必要がありますね。
子供というのは家をでるまで生活費のことなど分かっているようで全然理解していません。
ことの重大さを知ってもらうためには、しっかり金額を計算して、お湯の使い過ぎがどれだけ家計にダメージを与えているか見せてあげましょう。
本当に請求することはなくても、想像以上の額に驚くはずです。