実の子供に家事や仕事の手伝いを強制的にやらせて、まるでただ働きの家政婦のような扱いをさせる親がいます。
手伝いの領域を越えて家のことを全てさせる、仕事同然のことを子供にさせるのです。
家の所持者は親であり、飲食物をストックしておく財源も親から出るもの。
なので自立することができない年齢の子供は、なにも反発することはできず黙って従うのみです。
なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか?
世の中にはかわいい我が子には家事なんて一切さえない、子を溺愛しまくる親も少なくありませんが、中には過労状態にまで追いやるほど子供にワーク強制する親がいます。
子供を家政婦のように扱う親の特徴の1つに、過去に自分が子供の頃、実の親に散々こき使われていた経験があります。
愛と厳しさの境界線が分からないまま育った親は、子供に対してもどのようにしつけるべきなのか分からず、自分が家政婦として実家の手伝いをしてきたように子供にも同じことをさせている可能性が考えられます。
子供は働くものだ!
このような認識でいるのかもしれません。
子供が生まれたばかりのころ、金銭的に厳しい生活を送っていたり健康状態が悪い中こどものために仕事時間を多くとっていたりなど、子育ての序盤で相当な苦労を感じていたのです。
可愛い子供だけど、ここまで育てるのにどれだけ大変だったか、家事ができる年齢に成長したんだから今度は子供が働きなさいよ!
このように心の中で叫んでいるのかも。
子供が反発しないことをいいことに、注文はさらにエスカレートしていき、気づけば家政婦のように働かせられてしまっている。
といった背景がありそうですね。
本当は泣きたいくらい足腰が弱ってきている。
早い人では30代後半から早くも膝や肩に慢性的な痛みを覚えることも珍しくありません。
子供には弱っている姿を見せたくないから、本当は家事を手伝って欲しいだけなのに、強がってしまい強気で家政婦のような厳しい働き方を子に強制させてしまう。
といった具合で、健康面の悪化が影響して子供に過度な家事手伝いをさせてしまっているケースもあるでしょう。
子供からすれば、なんでこんなに家政婦みたいに扱われなきゃならないんだよ!
と感じることもありますが、ほとんどの場合はそれなりの理由が隠れています。
とはいえ虐待まがいな重労働をさせているケースでは笑い事では済まされないので、これは少しやりすぎだろう!と思うようなら誰かに助け舟を出してもらうようにお願いすることも視野に入れて良いでしょう。