現在の日本は未婚率は年々上昇、さらに離婚率も高まっています、それだけでも問題なのですが離婚率が高いということはバツイチ子持ちの世帯も多くなってきます。
子供は一人っ子だから、頑張り次第では母一人でも育てていけそう?
2人~3人となったら、最低限の生活も厳しい気がしてきますが一人っ子なら…と思ったことはないでしょうか。
子供1人育てるのに必要な費用は1,000万円と言われています。1,000万円くらいなら女ひとりでも作れないくもない、フルタイムで働いて休日も副業を頑張りれば、こなせない壁ではありません。
しかし、金銭的な問題はクリアできても、別の問題が待ち構えていることを忘れてはいけません。
女の子ならアイドルやヒロインに、男ならスーパーヒーローに、幼年期時代は誰もが抱く夢であり周囲の大人が叶えさせてあげることにより子供の心は満たされます。
満足でいないまま思春期を迎えてしまうと、心のどこかにぽっかりと自分でもうまく説明できない様な、心地の悪いホールができてしまいます。
この心の穴は、学校やクラブ活動で出会う同年代の子供たちと比較することで更なる広がりを見せます。
子供のころに沢山の大人に囲まれて可愛がられた子供は、その記憶をしっかり刻んでいますので、物心ついたころには潜在意識の中では幸福感が育っているのです。
具体的には簡単なコミュニケーションが取れる1歳から、甘えたい年ごろの小学生1年生~2年生まで、1人の子供には毎日2人以上の大人が囲むように愛を注がなければなりません。
お金に余裕があっても、十分な愛情は1人の大人だけでは与えてやることは難しいでしょう。
だから人々は多くの生物は父と母と子(兄弟)という仕組みになっているのです。
しかし地球上では日本のように一夫一妻制の国もあれば一夫多妻制の国もあります、霊長類の中には乱婚制もあり、子供1人に父親が1人つかなければならないということではないことが分かります。
再婚しない・できない、という状況にあるのであれば、しなくても構いません。
子供をスーパースターにさせてあげるだけの愛情を、沢山の大人たちの力で作っていけば結果は同じです。
母親の両親をはじめ、地域ぐるみの関係があるなら近所の大人の力、実家に暮らしているなら自分の兄弟の力、みんなで一人っ子の子供を可愛がってあげればその子はキラキラ輝く青春時代を送れるはずです。
通常一人っ子は過保護で甘い環境に置かれるイメージがありますが、それは一部の家庭の話であり、実際は愛が足りていない子が多くいます。
とくにシングルママで父親のいない一人っ子の子を育てるなら、これでもか!ってくらい子供をチヤホヤしていく必要があるでしょう。
父親がいなくても一人っ子の子どは女の手で育てていくことは可能です、ただ勘違いしないで欲しいことは、女手一つでは難しいということ。
金銭面では大人一人の力でも最悪どうにかなりますが、愛情には限界があります。
どんなに溢れんばかりの愛を持ってると自信がある母親でも、子供は親が思っている以上に寂しがり屋で甘えん坊、底なしに欲情するものです、
その愛の欲求を満たしてあげることが出来るのは、他の大人を巻き込んでいくことです。
ワンオペ育児は自分が辛いだけではなく、子供の成長過程においても良い影響は与えませんので、できるだけたくさんの大人で可愛がってあげるようにしましょう。